2020年1月26日日曜日

ヒドツバタゴ(なんじゃもんじゃ)剪定

「ヒトツバタゴ」は「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれ、東アジアの中国や韓国にはありますが、日本には対馬とこの東美濃地域にしか自生していない珍しい木です。
日本列島が大陸と地続きだったことの証なんだとか。
私の住む恵那市笠置町の笠置山で、大正時代に本州ではじめて発見された木が、今も天然記念物としてご存命です。
この東美濃地域では、かつてこのヒトツバタゴを植えるのが流行った時期があったらしく、どのお宅のヒトツバタゴも皆大木に育っています。

今回は、大きくなりすぎたヒトツバタゴを、できる限り小さくとのご依頼です。


こういう大木の剪定は、なるべく根本に近い芽のある所で切ります。
芽のない所でブツ切りにすると、枯れ込んでしまう可能性があります。
根本側にたくさんの小枝があるように見えますが、陽の当らない根本側はすでに枯れていることが多いのです。
なるべく小さくと言われても、上の方しか芽が無ければ、低くできないか元から切るしかありません。
ここら辺がかなり難しい所です。
見ての通り、10段梯子でやっと下枝へ届く程度なので、登りこんで.切りますが、危険な作業であることも難しい所の一つです。


で、これが施工後です。だいぶ小さくなりました。
しかし植物の手入れは生き物ですので、実はこれで終わりではありません。
工業製品とは違って育つものです。
これから春になって芽が吹いてきて、その様子を見なければなりません。
枯れてくる部分もあるかもしれませんし、陽が当たって内側から新たな芽が吹いてくるかもしれません。
一年後に、どんな様子になっているかが楽しみです。

2020年1月13日月曜日

サクラ高木冬期剪定

「サクラ折るバカ、ウメ折らぬバカ」と言いますが、サクラも剪定しなければどんどん大きくなってしまいます。
サクラはとても風通しと日当たりを求める木なので、剪定をせずにほったらかすと、枯れや病気を発症して、寿命を縮めてしまうことになり兼ねません。
手の施しようのあるうちに、ある程度手を入れた方が良いと思います。
サクラは切り口から腐れがおきる木です。だから「サクラ折るバカ」と言ったのだと思います。
しかし、切り口をちゃんと癒合剤で保護してあげれば腐れを予防することができます。
サクランボ農家さんは、毎年実を成らせるために剪定をしています。
なるべく健康で寿命を延ばすために、剪定をしています。

写真は恵那市内のとある工場内のサクラの剪定です。
サクラなどの落葉樹の強剪定は、冬に行うのがお勧めです。

元気そうに見えますが、内側の枝はほとんど枯れています。

壁や道路を傷つけないように、ロープで吊り切りしました。
料金は高木剪定につき20,000円+助手12,000円+ゴミ処理代軽トラ2台10,000で、42,000円です。それに今年から消費税10%を頂いています。

2019年11月10日日曜日

刈込と剪定指導

快晴の秋晴れの中、剪定指導を行いました。
お父上の残された庭を、シルバーさんに頼んで剪定してもらったそうですが、どうも不満だったお客様。
「プロにちゃんとやってほしい」と依頼されましたが、「松だけは私の方でやりますので、その他の木は私が指導しますので、ご自分でされたらいかがですか?」と提案しました。
そうすれば剪定費用が安くすむだけでなく、これからずっと自分でやっていけるわけです。
私としても、地域の庭木の手入れができる人を増やしたいという願いが叶うというものです。
刈込や剪定はそれほど難しいことではありません。プロのように美しく仕上げるとなれば話は別ですが、ご自宅の庭を素人が手入れするのであれば、すぐに覚えられます。
ただし、全くの知識なしで適当にはじめると、大失敗するのがオチです。
植物の性質と道具の使い方、ちょっとしたコツだけはプロから知識と技術を教わってください。

今回のお客様、たいへん喜んでいただきました。
やってみたら、向上心が湧いてきたようで「また頼みたい」とのお言葉をいただきました。
青空の下で庭木との対話、気持ちいいですよね!

ツゲの刈り込み
充電式トリマーを購入したお客様。
使い方を教えたら、すぐに覚えてくれました。

シラカシの剪定
まずは脚立の立て方が大事です。
ケガの危険性が最も高いのがここ。

2019年10月20日日曜日

空き家の手入れ・田舎暮らし

こちらは中津川市の空き家です。
市内に住む奥さんの実家ということですが、もう誰も住んでいないとのことです。
でもその奥さん、最近TV番組の「ポツンと一軒家」を見ていつも涙が出ちゃうのだそう。
「田舎暮らしっていいな」「子どもの頃の田舎暮らしは良かったな」って。
こちらのお宅は、中津川市街地から車で10分もかからない所ですが、ポツン・・ポツン・・としか家がない里山地域です。
「生まれ育った実家をそのままにしておくのはいけないんじゃないか」と、手入れのご依頼がありました。

地元の移住定住委員でもある私は、「空き家バンク」への登録の提案をしました。
今、都会の若者は田舎への移住をしたい人が増えていて、住まないのならそういうことに役立ててほしいとお伝えしました。
お客様は、「どっちにしてもキレイにしとかなきゃね」と、剪定ゴミ集めを一緒に手伝ってくださいました。

いつも思いますが、田舎育ちの女性の無駄な動きのない働きには頭が下がります。
見習いの若い庭師の初めての仕事は剪定ゴミ掃除からですが、最初は何をどうしていいのか分からず、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして必ず親方に怒鳴りつけられます。
しかし田舎育ちの女性は要領が良く、すでにプロのレベルに達しています。田舎暮らしで地肩が鍛えられているのでしょう。
本当に大切なことは田舎での暮らしの中にあるって、いつも思います。

サザンカ垣根の刈り込み前

サザンカ垣根の刈り込み後
まだまだ住める家です。草刈りだけのためにあるのはもったいない。
誰かが住んでくれることで、この家を継いでくれることになるんだと思います。

2019年10月18日金曜日

太陽光発電施設周りの草刈りについて

恵那地域では、最近太陽光発電施設が急速に増えています。
私も自然エネルギーを利用して発電することには賛成しますが、山を切り崩して太陽光パネルを設置するのであれば、温暖化を助長し山の保水力を弱め、災害の危険性を高めてしまうということになり本末転倒だと感じます。

自宅や工場の屋根や、空いている敷地を利用するというのであれば賛成しますが、投資目的で田舎の環境や景観を損なってまで利益を得るというのには賛成できません。
当地域でも太陽光施設の設置に反対する運動がおきており、恵那市議会でも市民からの反対の声に、太陽光施設の設置を規制する条例が作られました。

そんな折、最近県外のお客様から、恵那・中津川市内の太陽光発電施設周りの草刈りの依頼が続いております。
依頼を受けたオーナーの皆さんには説明していますが、刈払い機を使っての草刈りを行なった場合、太陽光施設やフェンスに傷をつけたり、パネルに石が跳ねて壊してしまう危険性が高く、責任を負えないということでお断りさせていただいています。
刈払い機を使わずに手刈りをすることは可能ですが、相当日数がかかり、多分そこまでお支払いできないでしょうし、こちらもそんなに日程を空けることは難しいと思います。
その上で、私自身恵那の里山の自然が気に入って、都会から移住してきた者ですからなおさらです。


栗畑ごしに中央アルプスを眺める景色が好きでした

オーナーさんは、きっとこの光景を見たこともいないのでしょう

2019年10月11日金曜日

オリーブ・シラカシ・シマトネリコの剪定

建ててからまだ5年くらいでしょうか?
割と新築のお宅ですが、ほとんど手入れをしたことがない庭木のオリーブ・シラカシ・シマトネリコの剪定です。


オリーブ施工前
オリーブはなかなか暴れる木なので、放っておくとグッチャグチャになります。素人さんではどこから手をつけて良いか分からないと思います。
一本一本根気よく、絡んだ糸をほどいていくように剪定していきます。
おおよそ放射線状に伸びるように、反対を向いた枝や重なり合った枝(忌み枝と言います) などを外していきます。
家に近い側は人が通れるようにあまり伸びないようにしました。反対側は実家だそうなので、少しくらい出ても良いでしょう。

オリーブ施工後
この通りスッキリしました。
花芽も残してありますので、来年も少しは実をつけるでしょう。


シラカシ・シマトネリコ施工前

こちらはシラカシとシマトネリコです。
恵那市や中津川市は、冬はマイナス10℃になる寒冷地ですので、南国生まれのシマトネリコはあまり生育が良くないのです。なので、あまり強い剪定はできません。
シラカシをシマトネリコと同じくらいの高さにしました。
シラカシは非常に成長力があって、10mを超える大木になってしまいます。
そうならないよう、庭木として小さく育てるためにはコツがあります。
太い枝や、上向きの枝には強い成長力があり、それを元から外し、細い枝や横向きの枝を残すようにするということです。
そうしないと、翌年には尚反発してより大きくなってしまいます。
「切ってよし、伸びてよし」が目標とするところです。

シラカシ・シマトネリコ施工後
植物それぞれの性質や、家とのバランス、住んでいる人の想いなど、様々なことを考慮しながら、丁寧に仕事をしています。

ゴミは市のゴミ袋で出すということで、短く刻んで置いておきました。
ゴミ処理代不要ということで、15,000円ポッキリです。

2019年10月8日火曜日

ゴミ運搬処理

剪定ゴミや伐採ゴミは、軽トラにコンパネを立てて回収し、処理します。
こちらがゴミを積んでいる様子です。


後ろもコンパネを立てて、もう少し積めます。

以下は伐採ゴミを積んでいる様子です。


こちらはこのくらいでそろそろ重量オーバーです。
剪定ゴミや草ゴミのようにはたくさん積めません。

どれも軽トラ1台につき、5,000円になります。