2022年9月4日日曜日

求人!庭師職人

需要急拡大につき、庭木剪定・伐採・草刈のプロになりたい方募集


人材確保できました。4月から採用が決まりましたので、現在募集はありません。


【業務内容】 庭木の剪定 伐採 草刈り
【労働時間】 8時半~17時 昼休憩1時間有 10時・15時休憩有
【残業】 ほぼ無し
【月労働日数】 月20日程度
【休日 雨の日 その他希望日 年末年始・夏期休暇
【エリア 岐阜県恵那市・中津川市
【形態 各種保険のついた雇用関係か、自営スタイルかを選択
【日給 10,000円~15,000円
条件】 年齢性別学歴 不問 未経験者でも構いません 経験者優遇
【その他】 現場直行直帰が多いため車持ち込み(軽トラなら尚良し)
【お試し期間 1ヶ月
【連絡方法】 連絡フォームでお知らせください。折り返し連絡します。


里山の風景


家の写真を撮ると、もれなく山や田んぼもついてくる

いわゆる観光地の美しさではなく、
人と自然が共存し続けてきた美しさ

里山の庭師として

 関東での修行時代に高い剪定技術を習得した私は、当地域でもその技術を生かして2017年に「緑の便利屋さん 山奉仕(やまぼうし)」として独立しました。
 山奉仕では、「恵那・中津川の美しい里山を維持していく」という目標を掲げています。こちら岐阜県恵那市・中津川市の郊外では、山・川・田畑と共に自給自足に近い暮らしをして来た歴史があります。どこまでが庭なのか、山なのか、畑なのか、境目があまりありません。その渾然一体とした暮らしは、かつて文化的に遅れた田舎と称されていましたが、現在では一周回ってSDGs的に最先端な暮らしとして見直されています。この美しい里山は、現在少子高齢化により危機に瀕しています。これを地道に維持してきたお父さん、お母さん、庭師の親方、シルバーさんたちが管理できなくなってきたのです。
 この状況を逆にチャンスと捉えて独立したのが山奉仕です。そんな里山の庭木の剪定・果樹の剪定・庭木の伐採・田んぼの草刈りなどを応援していくのが山奉仕の仕事です。
 市街地は既存の庭師が入っていたため、独立当初は仕事のエリアとしては捉えていなかったのですが、少子高齢化は市街地でも同じ状況でした。市街地の庭でも管理を頼みたいお客様でいっぱいです。
 当地域では、高度成長期やバブル期に、猫も杓子もという感じで庭づくりが流行しました。その時代に活躍していた庭師の親方たちは、事業を畳んでいく時期にきています。現在、「庭づくり」に関しては確かに斜陽産業と言える造園業界ですが、「庭の管理」ということでは、まだまだ仕事は多く、逆に成長産業と言えるかもしれません。お陰様で需要はものすごい勢いで伸びています。

恵那市内の現場での剪定の様子

得意とする剪定・伐採・草刈りに特化

 造園の仕事は一人前になるために、「庭造りに100年」、「木の生育を知るのに100年」、合計200年かかると言われています。だから寝ずに働いて経験を積まなければならないと言われています。
 私は庭師修行を始めたのが遅かったことから、庭造りに関しては、独立後は手をつけないことにしました。重機やダンプなどを手に入れる資金の問題もありました。そして逆に、得意とする剪定・伐採・草刈に特化することで、その技術を売りにしていきたいと思うようになりました。ですから、庭造りも含めて行なっている同業者の皆さんには、剪定技術で負けるわけにはいきません。剪定技術においては地域でトップでなければならないと思っています。
 実際にトップかどうかは分かりませんが、山奉仕では「植物にも人にも親切丁寧」「木一本一本の声を聞きながら作業する」をモットーに作業をしています。剪定に関してのお客様からの評判は、「びっくりするほど綺麗になった」と驚かれます。その評判が評判を呼び、口コミでお客様をどんどん増やしています。

剪定指導の様子

人手が足りない

 2017年に開業してから、目標だった「2年で100件の顧客」を達成しました。2022年現在、開業5年で顧客は200件を超えています。現在も新規見積り依頼は毎月途絶えることがありません。
 もう一人では周り切れない件数になっていますので、他に本業を持っている7人の人たちに、不定期で空いている時に手伝ってもらっていますが、そんなことでは人手不足の解消にはなっていません。
 そこで、一人前の庭師を目指して常勤でしっかりと修行したい人を募集したいと思います。

草刈り指導の様子

庭職人として向いている人材

 大企業と比較するのも何ですが、大企業では分業化され、グローバル化され、自分が何の仕事をしているか分からなくなってしまいがちです。庭師は、直接お客様の喜びを感じられるやりがいのある仕事です。そんなやりがいを求めている人に向いている仕事です。
 子どもの頃、身体を動かすのが好きだった人はたくさんいると思います。私の推測では、男性の半数以上は肉体労働をしたいと思っているのではないでしょうか?身体を動かしたら気持ちが良いのに、向かないホワイトカラーでストレスを溜めている人が多いのではないでしょうか?
 現在の日本の社会では、少しばかり運動神経が良いということは大して役に立ちませんが、庭師は青空の下で季節を感じながら、身体を動かすことで、また木登りすることで、お客様からほめてもらって、お金を頂ける仕事です。

 子どもの頃に、図画・工作が好きだったという人もいると思いますが、この才能も、社会で役に立つ仕事は限られています。庭師は、庭造りはもちろんのこと、剪定・伐採・草刈り・掃除でも、常に美的センスが問われます。「掃除が好き」というのも大切な能力です。
 絵描きさんや陶芸家さんなど芸術関係の仕事で、すぐにお金を得ることができる仕事ってなかなか無いですよね。でも庭師は、植物や自然を使った芸術で、初日から収入を得ることができます。

 その他にも、植物が好き、美しい庭が好き、日本の里山を維持したい、自然環境を大切にしたい、そんな気持ちがあったらこの仕事に向いていると思います。

山奉仕経由で独立しよう

 そんな才能のあるないに関わらず、未経験でもそういう力はついてくるものです。私は恵那市の市民講座でも草刈り・剪定講習も行っており、自分で言うのもおこがましいですが、指導には定評があります。
 最短で3年間しっかり庭師修行をすれば、一人前になって独立できると思います。独立まで持って行けるように、技術だけでなく開業方法も含めて、しっかりフォローしていきます。
 そうやって、恵那・中津川の里山を維持していく人たちを増やしていけたらいいなと思っています。ぜひ一緒に頑張りましょう。

        緑の便利屋さん 山奉仕 代表 藤村聡樹


2018年5月10日中部経済新聞より
起業後の心境を語る