2023年8月24日木曜日

シラカシ・チャボヒバ剪定

 久しぶりの投稿です。あまりに多忙なため投稿できませんでしたが、4月に入ったメンバーが5ヶ月経過して徐々に戦力となり、少し余裕ができてきました。

恵那ではこれからも高齢化と人手不足のため、庭師の仕事は需要過多の状態が続きそうです。

そんな中、新規のお客さまの剪定の仕事を受けました。何年か放置されていた庭ですが、手遅れになる前に、まだなんとか回復可能な状態でした。施主さん曰く、「なるべく小さくしてほしい」という要望でした。

シラカシ施工前

シラカシ施工後

一部道路にはみ出して、近隣の迷惑になっていました。また、電線に触れていたため、いつか電線がこすれて切れてしまう可能性があります。だからと言ってやたらに小さくすれば良いわけではありません。真夏の強剪定は木が枯れる危険性もありますし、強く反発する可能性もあります。枯れないように、反発しないように、しかも美しく、なるべく小さくなるギリギリのラインを狙いました。

チャボヒバ1施工前

チャボヒバ1施工後

チャボヒバ2施工前

チャボヒバ2施工後

チャボヒバは放置されると徒長枝が出て来て、内側に枯れ葉がたまり、中に光が入らなくなり、枯れてきます。徒長枝を外し、丁寧に枯れを取ることが大切です。とても根気が要る作業です。こちらも真夏なので、葉っぱが少なくなりすぎると枯れてしまう可能性があるので、枯れないギリギリのラインでなるべく小さくすることを狙いました。

施主さんと相談する中で、小さくしてほしいけど、美しくないのは嫌だし、植物に良くないのも嫌だということで、出来上がりには大変満足してもらえました。

庭師の仕事は施主さんの要望に応え、他の植物や電線や道路や借景との関係を考慮に入れ、なおかつ植物の健康を保ち、そして美しく仕上げるという、難しくもやりがいのある仕事です。