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2020年2月28日金曜日

移植・植栽作業

恵那市長島町のお宅、住宅建て替え工事に伴い、移植やら植栽やら。
「これとこれをこっちに移して、これとこれは買ってきて植えて」と、完成後も「やっぱりこれはこっちへ移して」と何やら色々やりました。

最初の完成

やっぱ変更
 簡単そうに見えて移植や植栽はなかなか大変なんですよ。
石垣やブロックの近くは砕石で締めてあって、木が植えられる状態ではないんです。
また、それ以外の場所も岩盤であったり赤土であったり、そのまま植えることはできません。
そのまま植えてもすぐに枯れるのが落ちです。植物にとっては日当たりと水と土が命なんです。
石を掘り上げて、増し土をして、バーク堆肥やバーミキュライトで土壌改良をしました。
そして有機肥料を入れて根に栄養をあたえました。
土壌PHを計ると表面は中性寄りですが、根が張る部分はかなりの酸性寄り。植える木によっては灰を混ぜてPHを上げます。

井戸の蓋もお風呂のプラスチックの蓋を掛けてあったので、それでは寂しすぎると、竹で作りました。

竹で井戸蓋
気に入った庭にするためには色々と変更もあるでしょうが、できる限り対応していきます。施主さんからも喜んでいただけて良かったです。

2019年4月24日水曜日

建仁寺垣もどき

我が家の浄化槽は、むき出しのブロック。
せっかくの森の中の美しい風景が台無し。
先日の竹藪伐採で出た竹を使って、建仁寺垣もどきの目隠しをすることにしました。

施工中 杭だけ打ったところ

「殺風景」とはまさにこのこと

施工後 露天風呂隠しみたい

施工後 これで風景に馴染む
通常建仁寺垣は、スギやヒノキの焼き杭を使うことが多いですが、今回は山取りのリョウブの生木にクリアーの防腐剤を使っています。
雑木の庭には雑木が似合うかと思いまして。やってみたらバッチリ。

庭師の親方は、自分の痕跡を残すために、竹垣に何かオリジナリティを出すことが通例です。業界の人が見れば、この庭は誰が作ったかすぐ分かるような印が残されています。竹の太さや縄のしばり方など、独創性が見る者を楽しませます。

僕の場合は今後、雑木の生木を支柱に使うことにしていきたいと思います。自分のスタイルに合っていると感じました。

2018年3月11日日曜日

山の手入れと竹垣と垣根結びで一石三鳥!

 今回の依頼は恵那市笠置町のF邸の山の手入れ。家の後ろの竹藪のうっそうとした山の木を全部伐採してほしいとのこと。依頼を受けて山に入ると、込み入った竹の間には椿・アセビ・ミツバツツジなど、それほど大きくならずに綺麗な花の咲く木がたくさんあることが分かりました。コシアブラなどの美味しい山菜も。
 施主と相談の上、全伐採ではなく、竹や大きくなる木だけを伐採することにしました。全伐採では土が流れやすくなることのリスクも理解してもらいました。全伐採の方が手間は楽なのですが、お客様の要望と自然の両方のために良い方法を選びました。

F邸の裏山のうっそうとした山林

施工後

 その現場からほど近く、愛知県からこちらに移住されたばかりの、T邸の庭の手入れも依頼されました。こちらには生垣なのか?良く分からないヒノキが庭の周囲に生えています。

生垣伐根前

 こちらのT邸にはまだ1歳のお子さんがいます。子どもが飛び出すことも考えて見通しを良くするためにヒノキの生垣を伐採根することにしました。

生垣伐根後
  見通しは良くなりましたが、1歳の子どもがいると、石垣から落ちるんじゃないか?池に落ちるんじゃないか?など目が離せません。いっそのこと四ツ目垣で囲ったらどうか?というのがTさんと私の同じ思いでした。


四ツ目垣施工前

 で、F邸で同時に竹の伐採をやっていたので、その竹を使って四ツ目垣を作ることにしました。季節は2月。竹を切って利用するのには絶好の時期です。そして四ツ目垣なら見通しもよく、開放感もあります。Fさんにとっても「竹のゴミが減る上に、利用してもらるならそんな嬉しいことはない」とのことでした。これぞ一石二鳥。
 そこでもう一つアイデアが浮かびました。この地域では地域のお祭りが伝統的に続けられているのですが、神事やお祭りでは「垣根結び」がよく使われます。しめ縄を結ぶ時や門松を立てる時など、必ず「垣根結び」でするように言われます。しかし、この伝統が最近では継承しきれなくなっているのです。
 「垣根結び」とは庭業界では「男結び」「イボ結び」などと呼ばれていて、私たちにとっては修行の最初に覚えた技術の一つです。お祭りの時などにはいつも私が結び係になっています。「今度藤村くんに垣根結び講習会を開いてもらわなアカンな」と毎度言われているので、今回のT邸の現場作業を垣根結び講習会にしてみようと考えました。

 そんなわけで、地域の回覧板に載せました。




皆さん、集まってくれるか心配しましたが・・・


結構、集まってくれました。


 今までやったことのない人も、とにかく数をこなせば徐々にできるようになります。2時間ほどの講習で、皆さんとっても上手になられました。「一度にこんなに結んだことはないな」と、大変ご満足いただきました。
 F邸の山林と、T邸の庭と、地域の住民と、これぞ一石三鳥!


当然?ながら休憩時間には一杯。こちらもご満悦。



そして完成!


門扉も手作り。


地域の人たちが力を合わせて結んだ、どこにも真似のできない四ツ目垣です。Tさん、地域の皆さんに温かく迎えられて良かったですね。


立派なお宅です。恵那暮らしを満喫してください。(了)