2022年4月24日日曜日

田植え体験イベントやります



 神奈川県川崎市から岐阜県恵那市に移住して7年、現在僕は恵那市笠置町の「移住定住委員」というのをやっています。

 川崎に住んでいた頃、年に一度は旅行に行きたいと思って各地へ行きました。川崎には緑が少なく、「緑に会いたい」と思い、箱根や八ヶ岳や京都など、自然や庭や神社仏閣を楽しみに行きました。しかし、大渋滞の帰路の途中で、いつも「旅行って何だろう?」「こんなことをして何になるんだろう?」といつも思っていました。いわゆる天然記念物や世界遺産などの美しい自然を見て、いわゆる名産と言われる美味しいものを食べ、お金を使って何をしてるんだろう?
 「旅行するなら、もっと地元の人たちと触れ合ったり、地元の人たちの生活に触れたり、地元の人たちが普段食べているような物を食べたい、そんな旅行じゃなかったらつまらない」と思っていました。
 だから、こんなイベントを笠置町移住定住委員会で企画しました。
 「田植え体験イベント」です。たかが田植えですが、僕が米作りの中から学んだことはとても大きかったのです。ただお米を食べているだけや、ただお米作りを見たことがあるのと、実際に体験することでは大きな違いがあり、大きな発見があります。大袈裟に言ったら生きることの真髄があります。田植えという作業は、米作りの中ではほんの一日の作業にすぎませんが、そこだけでも体験してもらうのはとても価値のあることだと思います。.
 いわゆる普通の旅行よりも、美しい里山の中で暮らしの体験をして、朴葉寿司などむさぼる方がずっと楽しいと思います。
 まだ定員に空きがあります。良かったらご参加ください。

日時 2022年5月21日(土)〜22日(日)

定員 田植え定員20名 懇親会定員40名


【 日程 】

5月21日(土)  小雨決行

9:10 中央本線「恵那駅」集合

9:30 毛呂窪公民館集合

 (恵那市笠置町毛呂窪1047-5)

   お車で来る方は、こちらに集合です。

10:00 田植え体験

12:00 昼食 朴葉すし&とん汁

13:00 田植え体験 続き

15:00 宿泊場所の「よしだや」さんへ 

〜温泉・休憩等ゆっくりお過ごしください〜

17:30 懇親会(よしだや)〜19:30解散

懇 親 会

移住に関する情報交換や地域の方

との交流、移住の先輩の経験談など

興味深いお話で盛り上がりましょう。


5月22日(日)

9:00 笠置町内空き家見学・移住者宅見学

11:30 意見交換後、解散 恵那駅へ送迎

https://www.kasagi-ena.com/post/event-20220521?fbclid=IwAR2ARmA7kMs_bXvTqxfyOcJLiNRQMxRJMIYdIVc-SR1ZGrhghwvvwBStkPE

2022年4月10日日曜日

ケヤキの吊り切り伐採

 ケヤキの吊り切り伐採です。

家からあまりに近くに植えられたケヤキは邪魔者にされてしまいます。屋根に枯れ葉は落ちるし、枯れ枝は落ちるし、成長がとても早いので、「昔はこんなに小さかったのに」と決まって言われる悲しい木です。

そのままでは倒す場所がありません。バッタバッタと切り落とすと、屋根や他の低木や灯篭を壊してしまいますので、小さく刻んでロープで下ろしています。

見た目はすごいかもしれませんが、ケヤキは非常に強い木なので、登っていて案外安心感があるのです。




2022年4月8日金曜日

「サクラは剪定すべし」と思います

 昔から「サクラ折るバカ、ウメ 折らぬバカ」と、言われています。しかし、恵那地方ではサクラを放置したままにすると、てんぐ巣病でこのように次から次へと枯れて行って、ひどいことになってしまいます。そして最後には木が倒れることになります。


施工前てんぐ巣病による枯れ

施工前 てんぐ巣病

 てんぐ巣病の原因は、ウイルスです。湿気が多く、風通しの悪い所に強く出ます。サクラは基本的に山の陽当たり風通しの良い場所に、ポツンポツンと離れ離れに育ちます。それが自然な状態です。川沿いに列植するなど人間の勝手な都合です。それでも関東などでは風が強いためにとても乾燥していて、この病気にはあまりなりませんが、当地域は風も弱く、朝晩に霧が立ちます。剪定もせずに放置したままにしておくのは最悪です。最近はコロナで皆さんにも一般的になってきましたが、ウイルス対策は、密を避け、陽当たり風通しを良くすることがとても重要なのです。

3月施工中

 梯子での作業は危険ですが、枯れや病気の部分を外し、重なっている枝を外し、陽当たり風通しを良くしてあげる必要があります。切り口には癒合剤で保護します。切り口を放置してしまうから、切り口から腐れが出てしまうのです。

3月施工後

 病気と枯れと重なり枝を外せば、こんなにスッキリします。
 花が咲いた後はこうなります。

剪定しなかった木 4月

上の写真は木と木の間隔をあけるため、伐採予定で剪定しませんでした。確かに花はたくさん咲きましたが、病気だらけで汚らしいと私は思います。そしてこの病気はこの後全体に広がって枯れていくでしょう。

剪定した木 4月
 
 最後の写真は、剪定を行なった木です。まだ5分咲きということもあり、花の数は少ないかも知れませんが、健康的な清楚な美しさです。私は花の数よりも木の健康を優先します。木と木の間をあけること、枝と枝がくっつき合わないように剪定することが、サクラにとって大事なことです。

 サクラの剪定時期は落葉期間中の12月から3月初旬までです。必要であればご相談ください。