2022年5月27日金曜日

原野を畑にしたい!

 中津川市千旦林の現場。30代千葉から嫁入りの若奥さんからの依頼。これから食糧危機の不安があると感じていて、自分で食べる物は自分で作りたいと思っている。畑になりそうな原野はお宅にはたくさんあるそうで、「やってみたい」とのこと。

お義父さんは「お前になんかできるわけない」「いや、やりたい」「やれるもんならやってみろ」と原野の一部を利用する許可を得ました。しかし、ご亭主は「草刈りは手伝うが、畑は俺はやらない」ということで、一人で何とかするしかない。

そこでネットで見つけた「山奉仕」にアポを取り、相談することになったわけです。現地確認すると、おおよそ一反(約300坪・1000㎡)の広さ。「家族で食べるのにこんなに広い必要ある?」と聞くと「え?これって広いですか?」。「耕運機か管理機はある?」と聞くと、「耕運機って何ですか?」という状態。これは確かに「お前なんかに・・・」と言われるわけだ。

「太陽光パネルを建てたいから伐採してくれ」などという輩に対しては、一切お断りなのですが、逆に「畑にしたい」という心意気や良し。なんとかその志にお応えしたい。僕が田んぼを始めた時も、かなり軽く考えて始めたものです。「挑戦」と「若気の至り」は同異義語なのです。

地目は原野 「畑にしたい」と言う

草刈り・伐採をしてゴミを処分

見通しが明るくなる

駐車スペースを作る

伐根処分して溝切り

草刈り・伐採をして、ゴミを処分。その後伐根をして処分。水はけのために溝切りをして、駐車場2台分を砕石をならして作りました。

お客さんにこの時点で現場確認していただいたら、「うわー、きれいになった・・・これでちゃんと畑をやるしかなくなった」と武者震い状態でした。

僕も農業のことはあまりよく分からないので、山奉仕に草刈りで手伝ってくれている農家さん「ハヤシファーム」さんを紹介して、耕運・畝立て・マルチ・電柵・今後の農作物のことなどを指導相談してもらうことにしました。
さてさて、若奥さん、無事に農作物を収穫できるようになるでしょうか?今後が楽しみです。応援しています!