2022年4月10日日曜日

ケヤキの吊り切り伐採

 ケヤキの吊り切り伐採です。

家からあまりに近くに植えられたケヤキは邪魔者にされてしまいます。屋根に枯れ葉は落ちるし、枯れ枝は落ちるし、成長がとても早いので、「昔はこんなに小さかったのに」と決まって言われる悲しい木です。

そのままでは倒す場所がありません。バッタバッタと切り落とすと、屋根や他の低木や灯篭を壊してしまいますので、小さく刻んでロープで下ろしています。

見た目はすごいかもしれませんが、ケヤキは非常に強い木なので、登っていて案外安心感があるのです。




2022年4月8日金曜日

「サクラは剪定すべし」と思います

 昔から「サクラ折るバカ、ウメ 折らぬバカ」と、言われています。しかし、恵那地方ではサクラを放置したままにすると、てんぐ巣病でこのように次から次へと枯れて行って、ひどいことになってしまいます。そして最後には木が倒れることになります。


施工前てんぐ巣病による枯れ

施工前 てんぐ巣病

 てんぐ巣病の原因は、ウイルスです。湿気が多く、風通しの悪い所に強く出ます。サクラは基本的に山の陽当たり風通しの良い場所に、ポツンポツンと離れ離れに育ちます。それが自然な状態です。川沿いに列植するなど人間の勝手な都合です。それでも関東などでは風が強いためにとても乾燥していて、この病気にはあまりなりませんが、当地域は風も弱く、朝晩に霧が立ちます。剪定もせずに放置したままにしておくのは最悪です。最近はコロナで皆さんにも一般的になってきましたが、ウイルス対策は、密を避け、陽当たり風通しを良くすることがとても重要なのです。

3月施工中

 梯子での作業は危険ですが、枯れや病気の部分を外し、重なっている枝を外し、陽当たり風通しを良くしてあげる必要があります。切り口には癒合剤で保護します。切り口を放置してしまうから、切り口から腐れが出てしまうのです。

3月施工後

 病気と枯れと重なり枝を外せば、こんなにスッキリします。
 花が咲いた後はこうなります。

剪定しなかった木 4月

上の写真は木と木の間隔をあけるため、伐採予定で剪定しませんでした。確かに花はたくさん咲きましたが、病気だらけで汚らしいと私は思います。そしてこの病気はこの後全体に広がって枯れていくでしょう。

剪定した木 4月
 
 最後の写真は、剪定を行なった木です。まだ5分咲きということもあり、花の数は少ないかも知れませんが、健康的な清楚な美しさです。私は花の数よりも木の健康を優先します。木と木の間をあけること、枝と枝がくっつき合わないように剪定することが、サクラにとって大事なことです。

 サクラの剪定時期は落葉期間中の12月から3月初旬までです。必要であればご相談ください。

2022年3月8日火曜日

山奉仕に協力してくれているメンバー

 恵那で独立して5年目を迎えた山奉仕では、現在5人のメンバーが協力してくれています。従業員ということではなく、それぞれ独立した自営業者としての協力です。

・神奈川から移住してきた30代男性 農業を主にやっていきたいと考えている 土木・狩猟・造園など様々な仕事を兼ねている

・東京から移住してきた40代男性 自宅で飲み屋をやりたいと思っている 石屋さんでも働きながら山奉仕も手伝ってくれている

・愛知県から移住してきた20代男性 造形作家として起業している 夏場の草刈りのみ手伝ってくれている

・愛知県から移住してきた30代男性 他の造園会社で働いているが、空いている時に手伝ってくれている

・愛知県から移住してきた60代男性 恵那で宿をやろうとしているが、剪定・草刈り・伐採の仕事も覚えたいと言う YouTubeで山奉仕の仕事を紹介したいと企んでいる

別に移住者だけを選んでいるわけではないですが、たまたま移住者ばかりになっています。地元の人は就職に拘りますが、移住者は「できることなら就職したくない」「自由な仕事をしたい」「自然と共に仕事をしたい」という人が多く、結果的にそうなっています。そして彼らは一つの仕事に拘るのではなく、「多業」でやっていきたいと思っているのも特徴です。

山奉仕では、「恵那中津川の里山を美しく保ちたい」と思っています。「里山」とは山や川や田んぼや畑と家や庭が同居した、「人と自然が共にある暮らし」のことを指しています。僕自身観光地のような美しさでなく、人と自然が同居した「暮らしの美しさ」が恵那中津川の魅力だと思って神奈川から移住してきました。現在山奉仕の顧客は約200件ありますが、その目標をクリアするには、まだまだ全く足りません。

当地区では高齢化で庭の手入れをする人が減ってきています。ご自分で庭木の手入れをしたい人や、それを仕事にしていける人を増やしていくのは山奉仕の使命だと思っています。

愛知県からの60代男性
只今修行中

2021年10月31日日曜日

梅の強剪定

 中津川市茄子川の喫茶店です。この梅は「南高梅」と言ってとても美味しい梅がなります。しかし、大きくなりすぎて採るに採れないし、実のつきも悪くなってしまっているそうです。果樹は花がたくさん咲きすぎると、実は小さくなってしまいます。場合によっては落果することも多くなってしまいます。

以前は庭師さんが剪定をしていたそうですが、庭師は実はあまり果樹の剪定の仕方を知りません。私は庭師でありながら岐阜県事務所と農業試験場で行っている栗栽培の剪定方法を勉強しましたので、栗・柿・梅などの剪定方法を熟知しています。恵那中津川地域では家の周りに果樹を植えている人がたくさんいますので、剪定経験も豊富です。

大きくなりすぎてしまった梅
施工前

低樹高に抑えた剪定
施工後

植物は、特に果樹は「陽当たり風通し」が命です。込み合って日が当たらなくなってしまった枝は枯れてしまう運命にあります。込み合って風通しが悪いということは病気や害虫の被害にも遭いやすくなります。人間に限らず、植物も「三密」を嫌うのです。低くおおよそ三方向に広がったしっかりした枝を作ることが、まずは肝心です。そこから上方向に徒長枝(果樹では超結果枝と呼びます)を出させることで大きな実をつけさせるのです。
この梅は今ある花芽にしか実はつきませんので、来年の実は期待できませんが、再来年からはしっかりした美味しい梅の実を収穫できることになるでしょう。

剪定から約1年後の様子



2021年10月22日金曜日

カイヅカイブキの生け垣が「化け物」に

 中津川市茄子川の立派なお宅ですが、カイヅカイブキの生け垣が「化け物(施主様の言葉)」のように成り果ててしまっています。10年以上手をつけていなかったそうです。

施工前 ブロアーでハチの巣を探しています

丈が高すぎるのはもちろんのこと、道路にもはみ出してしまっています。通行の迷惑になるからと、近所のおじさんが適当に切ってくれた所が枯れてしまっています。カイヅカイブキのような針葉樹は、葉っぱのない所で剪定すると枯れてしまうので、小さくするのは限界があります。ここまで大きくなると刈り込みはできません。そしてハチの巣が2~3個はあります。ゴミ代も半端ではありません。時間もお金もかかります。

施工後

ノコと鋏だけでなんとかここまで小さくなりました。立派なお宅が見えて、でも部屋の中までは見えないというのが生け垣の理想です。「今までジャングルだったのに、こんなに明るくなって本当に嬉しい」と言ってくださいました。

皆さまは、こんなことになる前に「山奉仕」までご連絡ください。

2021年8月28日土曜日

「『山奉仕』というネーミングと、仕事のクオリティのギャップが凄い」

 2021年夏、剪定・伐採・草刈りの『緑の便利屋さん 山奉仕』 藤村です。

今年は一緒に仕事をしてくれる仲間が増え、様々な面で刺激を受けることが多い年になっています。今日は、一緒に手伝ってくれている若者から言われた、印象的な言葉を記しておきます。


山奉仕 藤村:昨日のお客さんも「こんなにきれいにしてもらってびっくりした」ってめちゃくちゃ喜んでくれたよ。いつもみんなびっくりするんだよね。

若者:『山奉仕』というネーミングと、藤村さんの仕事のクオリティのギャップが凄いんですよね。『山奉仕』って聞くと、ひげを生やしたおじさんの集団が「安く早く適当に」やっつけてくれるイメージなんじゃないですか?

山奉仕 藤村:そっかぁ。丁寧な仕事をするのは俺のポリシーなんだけど、『匠の庭師』みたいな名前の方が良かったのかな。

若者:いやいや、名前はそれでいいんです。施工後にお客さんは『山奉仕』の意味の深さを知るんです!

山奉仕 藤村:・・・・(嬉)


こんな会話でした。「便利屋さん」というのもちゃんとした職人ではないイメージかもしれませんが、植物と自然環境に常に着目して、しっかりと修行を積んできたプロの庭師ですよ。そこは誤解なきように。

それでも50歳を過ぎて独立する時に、お客さんや自然環境に良いように、奉仕の精神で便利に使ってほしいという思いを込めて『緑の便利屋さん 山奉仕』と名付けました。みなさんに喜んでもらえるように、日々頑張っています。

2021年8月12日木曜日

空き家の手入れ

 お父上の老後の移住先が恵那で、その家が空き家になって草ぼうぼうになってしまっているので草を刈ってほしい、物置前に転がっている丸太を片付けてほしい、とのご依頼でした。

2人工で軽トラ2台でゴミ処理をすれば、結構きれいになると見積りました。

玄関前施工前

玄関前施工後
すっきりしました

中庭施工前

中庭施工後
小さな子どもが遊べるくらいになりました

入口施工前
怖くて入りにくかった

入口施工後

南側施工前
とても歩きにくい状態です

南側施工後

物置前施工前
丸太が腐ってしまっていました

物置前施工後
車3台くらい停められるようになりました

たったこれだけで不動産価値が上がったかもしれませんが、それよりも「恵那市空き家バンク」への登録を施主さんにお勧めしました。今、恵那市に移住したい都会の若者がたくさんいますが、空き家を提供してくれる方がいなくて若者たちが移住できずにいます。施主さんにそのことを話すと、すでに空き家バンクへの登録を検討されているとのことでした。大変ありがたいことです。

どの空き家でもこんなに簡単にきれいになるわけではありません。この家に関しては、生前お父上様が丁寧に管理されてきたということと、施主あである息子さんが、長々と放置せずに対応してくれたお陰です。

早速、一緒に作業を手伝ってくれた若者が、「この家に住みたい!」と言っていました。