2018年1月8日月曜日

コナラの伐採

年明け一発目の仕事。
岐阜新聞の記事を見たというお客さまからのご依頼でした。
恵那市から借りている山を、自治会の皆さんで伐採したのですが、一部だけ危険なためプロに頼もうということになったのだそうです。
樹高20メートルほどのコナラの伐採。
ポイントは二つ。電線があることと、フェンスの外へ出た枝が多いので、そちらに重心が傾いているが、その反対側へ倒したいということ。
今回は、ある程度の横枝を吊り切りしてから、チルホールで牽引して重心を少しづつ起こしながら伐倒することにしました。

【施工前
下の写真、向かって右に電線あり。
背面に弱いフェンスがあり、その向こうは急斜面、その下は道路。
下の写真の向かって左手前に向けて倒したい。


【施工中】
ツリークライミングにて、横枝の吊り切りを行う「夕立山森林塾」講師の高橋さん。
木の真ん中辺りに小さな影が見えます。


拡大して見るとこんな感じ。


【施工後】
ふ~っ、伐倒完了しました。
とにかく危険な作業なので、安全第一です。


今後、6月と9月の年2回、草刈りも頼みたいとのことでした。
お客さまには満足していただいたご様子でした。
ちなみに薪がご入用の方、いらっしゃいましたらサイトまでご連絡くだされえば、ご紹介します。
コナラを中心とした薪が、10年分くらい出ています。



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後日談です。
こちらの現場の木ですが、意外と多くの方に反響を頂きまして、3月いっぱいでほぼ綺麗になりました。
木工職人さん、シイタケのホダ木にしたい方、薪として利用したい方などが、処分してくれました。
本当は自分の希望としては雑木林として生きてくれた方が良かったのですが、施主がどうしても切りたいと言うのであれば、できるだけ材を無駄にせず利用してもらえて良かったです。

綺麗になった現場